ギター初心者の第一関門、Fコード
ギター初心者が、ギターをずっと続けてどんどん上達していく・・・
そんな道筋としては、やっぱりはじめは自分の好きな曲が弾けるようになることだろうね。
りぃだぁは、初めて弾いた曲はアリスの「秋止府」。
これ、ギターといってもアコースティックギター(当時はフォークギターって言ってたな)なんだけど、6フレットくらいにカポ(カポタスト)をつけて、3つのコードだけで弾けたんだよね。
カポつけてローコードでAm・E・Dmだったかな。この3つだけで弾けたんだわ。
でもピックのストロークじゃなく、スリーフィンガーっていうギターの弾き方あるんだけど、それをがんばってマスターしたなぁ。
そのおかげで今でも指弾きは苦じゃなくなったけど。
で、その後ギターを続けるにあたって最初の壁は「F」というコード。
これねぇ・・・なんでこんなコードがあるん?これ、やらなきゃダメ?
全然押さえられなかった(笑)。
あわよくば、オレはFのない曲しか弾かん!とすら思っていたね。
もう、顔中かきむしりたくなるくらい、押さえられなくてイライラした覚えがあって。
でも、何回もチャレンジしてたら、ある日突然「あれ、できたっ」という瞬間があったんだね。
なんかよくわからないけど、ひょいとコツがつかめた瞬間が。
で、自分ではよく覚えてないんだけど、これいろんな人にギターを教えている時に気付いた。
Fっていうコードは、普通の握り込むローコードの腕の形のまま押さえようとするから無理があるんだ、ということを。
普通のローコードは、親指を6弦側に出してネックをがっちり握り込んで押さえるけど、Fの時は親指をネック裏の真ん中くらいに当てて、手首をグイッと前側に出すんだね。
すると手首付近に余裕ができるから、後は押さえる練習をすればいいだけ。
多くのギター初心者さん達が、ネックを握り込んだままFを押さえようとしてるから、それで気付いた。
ああ、オレもああやってたから、F押さえにくかったんだ、って。
ギターを弾くのをあきらめてしまう人は、多くがFが押さえられなかったから、と言う。
でも続けていれば、いずれは押さえられたんだよね、誰でも。
発明王トーマス・エジソンの名言に
「多くの失敗者は、あきらめてしまうその時、いかに自分が成功に近づいているか、ということに気付いてない」
ってのがあるけど、まさにその通り。
継続は力なり。
短い期間だろうが長いスパンだろうが、継続こそが本当の力なり!